人間は興味のあるものに目を向けがちになります。すると他のものに対して注意を払わなくなってしまいます。
「ながらスマホ」などがまさにそうで、スマホに注意が偏ると前を歩く人を見落とし衝突する事故などが起こってしまうのです。
運転中も注意が偏ると、他の危険の見落としにつながります。あらためて注意の偏りによる事故パターンを見てみましょう。

運転時の注意ポイント

右カーブを走行中、左のわき道から合流してくる車に注意が偏ると、カーブの先から自車の方向に走行してくる自転車などに気づかず、衝突するおそれがあります。

左前方に駐車車両がある道路を走行しているとき、前方の信号に注意が偏ると、駐車車両の死角から横断してきた歩行者に気づかず、衝突するおそれがあります。

交差点の左折時、左前方からの横断歩道を横断する歩行者に注意が偏ると、自車の左後方から接近する自転車を見落とし、衝突するおそれがあります。

交差路が一方通行のT字路に差しかかったとき、進行方向の逆方向から進行してくる車に注意が偏り、車の通過後、進行方向の安全確認をせずに右左折すると、進行方向から走行してきた自転車などと衝突するおそれがあります。

安全運転アドバイス

・右カーブを通過するときは、左のわき道からの合流車に注意を偏らせずに、カーブの先に歩行者などがいないか注意しましょう。

・駐車車両の側方を通過するときは、前方の信号より、手前の駐車車両から出てくる歩行者の方が危険であることを意識し、駐車車両の死角に注意して速度を落として走行しましょう。

・交差点を左折するときは、巻き込み事故の危険があることを知って、自車の左後方からを自転車などが走行していないかミラーで十分安全確認をしましょう。

・交差点の先が一方通行のT字路の場合、一方通行に従って走行してくる自動車などに注意を偏らせず、進行方向の逆から「自転車などが走行してくるかもしれない」と予測して左右の安全確認をしましょう。

【ご参考】弊社のご支援メニュー

自動車事故防止
1.安全運転セミナー(基本的な運転動作)
2.ペーパー式適性検査(KM式・DOCCS・安全セルフ診断)
3.PCによる社員安全運転教育(e-ラーニング)・適性診断(e-診断)
4.自動車事故防止のビデオ・DVDの視聴
5.タブレット端末を活用した危険予測訓練ツール(セーフティトレーナー)

ニュース・チラシの提供
1.安全運転のポイント(毎月定例発行の具体的なニュース)
2.社内講習会用冊子(ザ・メッセージ等)
※各種支援メニューの詳細については、お近くの弊社代理店・扱者、または営業店までお問い合わせください。

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執筆者情報

記事の作成・編集:MS&ADインターリスク総研株式会社

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