コロナ禍が続く現在、満員電車などの“密”を避けようとして、通勤手段を二輪車に切り替えたり、デリバリーサービスの需要が増えたことから、二輪車に対する注意がより一層欠かせないものになりました。
とくに二輪車は、ライダーの身体が車体などで守られていないため、交通事故を起こすと重大事故につながりかねません。そこで、対二輪車事故を防ぐため、二輪車の危険な特性を紹介します。

二輪車の危険な特性

車体が小さいことによる危険

・離れた場所から接近してくる二輪車は車体が小さいため、実際よりも距離を遠く、かつスピードを遅く感じます。そのため、交差点右折時、対向二輪車を見て「先に右折できる」と考え、衝突する危険があります。

・左折時、サイドミラーの死角に入ってしまい、見落として巻込む危険があります。

バランスの悪さが招く危険

・二輪車はバランスが悪いため、ライダーは目の前の路面に視線が向きやすく、左右の視野が狭くなる傾向があります。そのため、交差点に気づくのが遅れ減速せずに進入してくることがあります。

・道端の枯葉やペットボトルなどでスリップし、転倒する危険があります。

小回りが利く特性がもたらす危険

・小回りが利くため、渋滞している車の間を縫うように車線変更をして、動き出した車と衝突する危険があります。

・目的地の誤りのため、自車がUターンをしようとして、後方の二輪車に気づかず、二輪車と衝突する危険があります。

安全運転アドバイス

二輪車を軽視しない

・交差点の右折時に対向二輪車が接近している場合は、自車は先に右折しようとせず、対向二輪車を通過させてから右折しましょう。
・左折時は、早めにウインカーを出すとともに、あらかじめ車を左に寄せて二輪車のすり抜けを防ぎましょう。

飛出しや転倒を予測する

・見通しの悪い交差点ではカーブミラーや目視での安全確認と二輪車等の飛出しに備え減速しましょう。また、自車線が優先道路の場合でも二輪車が停止しないかもしれないと考えましょう。
・二輪車に追従するときは、万一の転倒に備え近づかないことです。

二輪車の動静に注意する

・渋滞時は、サイドミラーなどですり抜けてくる二輪車がいないかを確認し、不用意な車線変更は避けましょう。
・自車がUターンするときは対向車線の確認だけでなく、左後方、右後方も確認し、すりぬけようとする二輪車の動静にも注意しましょう。

【ご参考】弊社のご支援メニュー

自動車事故防止
1.安全運転セミナー(基本的な運転動作)
2.ペーパー式適性検査(KM式・DOCCS・安全セルフ診断)
3.PCによる社員安全運転教育(e-ラーニング)・適性診断(e-診断)
4.自動車事故防止のビデオ・DVDの視聴
5.タブレット端末を活用した危険予測訓練ツール(セーフティトレーナー)

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執筆者情報

記事の作成・編集:MS&ADインターリスク総研株式会社

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