帰省・行楽シーズンでは、新型コロナウィスル感染防止のため、公共交通機関を利用せずに、クルマでの移動を選択されることも多く、普段から運転しない人も高速道路を利用する機会が増えることが予想されます。高速道路走行では安全運転を確保するために注意すべき点がいろいろあります。ハイスピードの車両が走行する高速道路で、故障や事故等による駐停車時の措置を誤ると事故に巻き込まれる危険性が高まります。そこで今回は、車両トラブル等でやむを得ず高速道路に駐停車する場合の危険と、事故から身を守るためのポイントをご紹介します。

駐停車時の危険な行動

本線車道で駐停車は危険

高速道路を走行する車両のドライバーの大半は、本線車道に車両が駐停車しているとは考えていませんから、車両トラブル等で本線車道に駐停車すると、追突される危険がきわめて大きくなります。

本線車道に出ていくと危険

路側帯や路肩に駐停車した後、車両の点検をしようとして本線車道側に出たり、対向車線側に非常電話があるため本線車道を横切ったりする行為は、走行車両と衝突する危険があります。

駐停車の車両内に残っていると危険

車両トラブル等により、車両を路側帯や路肩に駐停車する際、車内や車周辺での待機は、後続車による追突に巻き込まれるがあり、非常に危険です。

安全運転アドバイス

路側帯や路肩に寄せて駐停車する

本線車道では絶対に駐停車してはいけません。車両トラブル等で駐停車する場合は、必ず路側帯や路肩に寄せて駐停車します。路側帯や路肩が狭い場合で近くに非常駐車帯がある場合は、できるだけそこまで移動して駐停車するようにしましょう。

本線車道には一切出ない

本線車道は、時速100km(一部区間は時速120km)のハイスピード車両が走行しており、遠くに見えても瞬く間に接近してきます。本線車道に出ることは重大な事故に至ると考え、いかなる理由があろうと本線車道には出ないようにしましょう。

ガードレールの外側後方に避難する

追突される危険があるため、車内に残らずに、ガードレールの外側など安全な場所に避難します。後車の際はハザードランプをつけ、ガードレール側から降りるようにしましょう。また、後続車に知らせるため50メートル以上後方で停止表示器材を設置し、その付近で待機しましょう。燃料漏れのおそれがあるときは引火の可能性があるため、発炎筒は使用しないでください。

【ご参考】弊社のご支援メニュー

自動車事故防止
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2.ペーパー式適性検査(KM式・DOCCS・安全セルフ診断)
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4.自動車事故防止のビデオ・DVDの視聴
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執筆者情報

記事の作成・編集:MS&ADインターリスク総研株式会社

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