◆7月に入り、気温が高くなると熱中症の危険が増加します。熱中症は、体温が異常に高くなることで発生し、場合によっては命に関わることもあります。酷暑目前!大きな事故にもつながる熱中症から子どもを守るため視野を広げて考えましょう。

置き去り事故だけではない熱中症危険

子どもは体温調節機能が大人ほど発達していないため、屋外・屋内・車内それぞれの環境で熱中症の危険が高くなります。

熱中症危険は身の回りにある!それぞれの環境下で予防策が必要です!

こんな状況は危険!環境別の熱中症発生状況

◆危険度が高い!こんな環境はNG

 
 不適な服装(通気性が良く、薄手の衣服を選ぶ)
 長時間の外出(直射日光を浴びる場所に長く居ない)
 体調不良時の外出(体調不良時は外出をしない)


 日の当たる場所に寝かせたり遊ばせたりする(室温を25~27℃に保つ)
 閉めきった部屋で寝かせる(扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる)
 長時間、水分補給をしない(こまめに水分を摂らせる)


 直射日光が当たる席に座らせる(窓を少し開けて通気を確保する)
 子どもだけが車内に乗車する(短時間で車内に残さない)
 高温の車内に乗車させる(日陰や屋内駐車場を選ぶ)
 

子どもの熱中症のサインと対応

◆熱中症のサイン

  • 顔が赤くなり、体温が高くなる
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 皮膚が乾燥し、汗をかかなくなる
  • ぐずりが増える、泣き止まない
  • 嘔吐や下痢が見られる

◆緊急対応

  • 涼しい場所に移動:すぐに涼しい場所に移し、直射日光を避ける
  • 衣服を緩める:衣服をゆるめ、体を冷やす
  • 水分補給:意識がはっきりしている場合は、水や薄めた経口補水液を少しずつ飲ませる
  • 体を冷やす:冷たいタオルや氷嚢を使って体を冷やす。首、脇の下、足の付け根などを冷やすと効果的

重篤な場合は、すぐに医師の診察を受けるか、救急車を呼ぶ必要があります

執筆:あいおいニッセイ同和損保
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