カーブ走行に潜む危険
・カーブでは、車を外側へ引っ張ろうとする遠心力が働きます。遠心力は、スピードが速いほど大きくなりますから、スピードを出し過ぎると対向車線にはみ出したり、カーブを曲がりきれずにガードレールなどの工作物に衝突したり、路外に転落する危険があります。
・遠心力はカーブの半径が小さいほど(カーブがきついほど)大きくなりますが、夜間は暗いためにカーブのきつさが正しく把握できないケースも多く、スピードの判断を誤ってしまう危険があります。
・カーブの手前では多くの車が減速します。それを予測せずに漫然と先行車に追従して走行していると、減速した先行車に気づくのが遅れて追突する危険性があります。
・見通しの悪いカーブでは、カーブの先の状況が把握できません。特に左カーブの場合は死角が大きくなるため、危険の発見が遅れやすくなります。
あいおいニッセイ同和損保からのアドバイス
・カーブを通過するときは絶対にセンターラインを越えないようにしましょう。センターラインのないカーブを通過するときは、なるべく左寄りを走行しましょう。
・カーブでは遠心力が強く働くことを意識して、カーブ手前の直線部分で十分に減速し、カーブの中心付近から徐々にスピードを上げていく「スローイン・ファストアウト」走行を実践しましょう。なお、カーブの途中でハンドルとブレーキの同時操作を行うと横滑りを起こす危険がありますから、ハンドルとブレーキの同時操作は避けましょう。
・先行車がいるときはカーブ手前での減速を予測して、十分な車間距離をとりましょう。
・見通しの悪いカーブでは、カーブの先の状況をできるだけ早く把握するよう努めましょう。
【ご参考】弊社のご支援メニュー
自動車事故防止
1.安全運転セミナー(基本的な運転動作)
2.ペーパー式適性検査(KM式・DOCCS・安全セルフ診断)
3.PCによる社員安全運転教育(e-ラーニング)・適性診断(e-診断)
4.自動車事故防止のビデオ・DVDの視聴
5.タブレット端末を活用した危険予測訓練ツール(セーフティトレーナー)
ニュース・チラシの提供
1.安全運転のポイント(毎月定例発行の具体的なニュース)
2.社内講習会用冊子(ザ・メッセージ等)
※各種支援メニューの詳細については、お近くの弊社代理店・扱者、または営業店までお問い合わせください。
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執筆者情報
記事の作成・編集:MS&ADインターリスク総研株式会社