今月のポイント:お住まいの地域の火山災害のリスクを把握していますか?

・日本全国には111もの活火山があり、決して市街地と無縁の災害ではありません。
・火山噴火による降灰は数百km以上の広範囲に及ぶ可能性があります。
・直接的な被害だけではなく、間接的な被害の可能性もあり、正しくリスクを理解し、できる事前対策を行うことが必要です。

日本には活火山が111あります

活火山とは、以下のものをいいます。
①過去1万年以内に噴火歴あり
②現在活発な噴気活動がある

そのうち50の常時観測火山は、
①近年噴火活動を繰り返している
②100年以内に地震活動、地殻変動、地熱活動等の高まりが認められることから、24時間体制で監視しています。

阿蘇山など時折報道される活火山はごく一部であり、それ以外にも多くの活火山があることを理解しましょう!

おもな火山災害

・噴石
・火砕流
・融雪型火山泥流
・火山灰
・溶岩流
・火山ガス
→ 噴煙の高さや風向き等により数百km以上も拡散する可能性があります。

火山災害は決して、登山者や火山周辺地域だけで発生する災害ではありません!

降灰による被害

対策

降灰対策として有効な備蓄品例として、以下のようなものがあります。
・ゴーグル、マスク
・停電しても使える携帯電話充電器
・冬場の停電に備えた暖房、防寒具など

 

 

執筆者情報

資料作成:MS&ADインターリスク総研株式会社

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