今月のポイント:外出時に地震が起きたらどうしますか?

・屋外特有の危険性と身を守るための行動を確認しておきましょう
・帰宅の手段、家族との連絡方法を確認しておきましょう

外出時に地震が起きたら

・建物が倒れたり、窓ガラスが割れて飛散するおそれがあります。ガラスの飛散範囲は建物高さの約半分です。
・特に木造の建物が集まっている地域では、大規模な火災が起こる場合があります。
・建物が倒れ道路をふさぐ、道路に段差ができる等で、道路が規制される可能性があります。
・線路や道路に段差ができる、安全確認に時間がかかる等で、電車やバス等の公共交通機関が長時間動かない場合があります。

発災後の行動

・身の安全を確保しましょう 。店の看板やガラス等、頭上からの落下物がある場合があります。
・落ち着いて、正確な情報の入手に努めましょう。デマに惑わされず、スマートフォンで報道情報を確認したり、ラジオから情報を入手するようにしましょう。
・家族の安否確認しましょう。あらかじめ連絡手段を決めておくようにしましょう。

安否確認の手段

災害用伝言版(web171)、SNS
多数の利用者に対するリアルタイムでの情報発信が可能

災害用伝言ダイヤル(171)
携帯電話各社提供による災害用音声お届けサービス(音声メッセージをメールで送信)

とどまる・帰宅するための準備

・地震発生後少なくとも3日間は救助・救急活動が優先されるため、混乱した状況が続きます。十分な情報がないまま移動を開始することは危険です。情報収集をしたら、安全な場所にとどまるか、帰宅するか判断しましょう。
・学校や企業など、身を寄せられる場所で被災した際には、その施設に留まることが基本になります。
・移動中に屋外などで被災した帰宅困難者は、一時滞在施設を利用することができます。
・徒歩で帰宅する場合、災害時帰宅支援ステーションを利用することができます。

とどまる場合に利用できる施設

一時滞在施設
災害による帰宅困難者を一時的に受け入れる施設です。乗降客の多い駅周辺の公共施設や民間施設が指定されています。帰宅支援情報や食料や毛布が提供されることもあります。

帰宅する場合に利用できる施設

災害時帰宅支援ステーション
帰宅困難者の徒歩帰宅を支援するため、水道水、トイレ、地図等による道路情報、通行可能な道路に関する情報などを提供します。コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、ガソリンスタンドなどが指定されています。

災害時帰宅支援ステーションの目印のマーク

 

 

執筆者情報

資料作成:MS&ADインターリスク総研株式会社

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