今月のポイント:冬に増加する放火火災に備えましょう!

・火災の発生原因の多くを「放火火災」が占めています。
・放火火災は12月から5月に多く、夕方、夜間に多発しています。
・建物周辺に燃えやすいものを放置しない、門扉の施錠をしっかり行う、建物周辺を明るくするといった「放火されない環境づくり」が重要です。

放火火災の発生状況

・東京消防庁管内における平成30年中の火災発生件数3,973件のうち、放火(疑いを含む)火災は705件であり、火災全体の17.7%は放火火災となっています。
・放火は①12月から5月に多い、②夕方や深夜に多い、③住居、事務所で多い、④紙・紙製品類、ごみくず、合成樹脂製品等に火をつけられやすいといった特徴があります。

放火されない環境づくりを進めましょう

・燃えやすいものを(特に夜間に)放置しない
建物の周辺には可燃物を置かないことが重要です。たまった新聞や郵便物に放火されるケースもあります。また、ゴミ出しから収集までの時間が狙われやすいため、ごみは集荷日の決められた時間に出すようにしましょう。

施錠をしっかり行う
燃えやすいものに不審者を近づかせないよう、門扉、物置、倉庫などを確実に施錠しましょう。

建物周辺を明るくする
明るい場所には不審者が近づきにくくなります。

 

 

執筆者情報

資料作成:MS&ADインターリスク総研株式会社

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