3年前の悲惨な事故は3度目の事故だった

2017年7月13日、埼玉県の知的障害者施設で、送迎車に乗って施設に向かった19歳の男性利用者を、施設到着後に車から降ろし忘れ、午後3時まで気づかず熱中症で死亡させるという事故が起きました。その7年前の2010年7月24日にも、千葉県のデイサービスで利用者を送迎車から降ろし忘れて死亡させる事故が起きています。そして、今から13年前の2007年7月27日、北九州市の保育園で遠足から戻った2歳の園児を園バスに残したままにし、死亡させる事故が起きています。この事故では保育士2名が業務上過失致死罪の有罪判決を受けました。3件の送迎車置き去り事故は共通点があります。全て7月に起きていることと、ワンボックスカーの最後列のシートで亡くなっていることです。二度とこのような事故を繰り返さないために、後部座席点検のルールを徹底して下さい。

職員のミスを前提に何重にもチェックの仕組を作る

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監修 株式会社安全な介護 山田 滋 

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