はじめに

◆令和4年9月5日、静岡県の認定こども園の送迎バスに置き去りにされた3歳の女児が死亡した事故発生からもうすぐ1年が経とうとしております。その後も重大事故には至らないものの、各地で降ろし忘れ事故が起こっております。  同じような事故を発生させないための防止対策は全国で進んでいるのでしょうか?

国の調査結果よりわかったこと

相次ぐ痛ましい事故を受け、国は令和5年4月に就学前施設に対して置き去り防止安全装置設置を義務付けました。しかし、こども家庭庁の調査によると設置が完了している園は6月末で55.1%と約半分にとどまっており、暑さが本格化する夏を目前にしても約半分の園は安全装置が設置されていないという結果でした。

安全装置設置が進まない要因

なぜ、安全装置設置の事故防止策が進まないのでしょうか?取り付けが進まない要因として、車両は毎日送迎で使用するため装置を設置できる時間が限られていることや装置の入手や取り付けに手間がかかることなどが考えられます。

置き去り事故を防止するためには、安全装置設置などの設備環境を整える対策(ハード面)に加え点検・手順の方法を見直し、ルール化する対策(ソフト面)も併せて実行することをお勧めします。

すぐに取り組める事故防止策である注意喚起ステッカーを配布しております!!

こちらの記事もおすすめです