建設業においては「適切な保険」に加入していないと現場入場ができないという状況です。しかしながら、事業所の形態等により、加入すべき保険が違います。自社が加入すべき保険について整理をしていきましょう。

下請指導ガイドラインの改訂①

下請指導ガイドラインとは?

元請企業および下請企業の取組指針となる「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」があります。
ここでは、平成29年度以降は、元請企業に対して、適切な保険に加入していることが確認できない作業員については、原則、現場入場を認めないという取扱いを行ってきました。さらに、令和4年4月からはそもそも請負人として扱うかどうかの判断が必要であるこという観点からの改訂が行われています。

建設業界が目指す一人親方とは?

請け負った工事に対し自らの技能と責任で完成させることができる現場作業に従事する個人事業主

◆技能とは、相当程度の年数を上回る実務経験を有し、多種の立場を経験していることや、専門工事の技術のほか安全衛生等の様々な知識を習得し、職長クラス(建設キャリアアップシステムのレベル3相当)の能力を有すること等
◆責任とは、建設業法や社会保険関係法令、事業所得の納税等の各種法令を遵守することや、適正な工期及び請負金額での契約締結、請け負った工事の完遂、他社からの信頼や経営力があること等

一人親方チェックリスト

◆次回も、各保険について解説していきます!

執筆者情報

記事の作成・編集:社会保険労務士法人アスミル

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