お役立ち情報

令和7年の事業用トラックの交通事故・死亡事故発生状況

2026/04/28 運送
令和7年の事業用トラックの交通事故・死亡事故発生状況
オリジナルファイルのダウンロードはこちら  ダウンロード
 

 令和8年2月26日、警察庁は、令和7年に発生した交通事故(人身事故)の発生状況をとりまとめた「令和7年中の交通事故の発生状況」 および死亡事故の発生状況等をとりまとめた「令和7年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」を公表しました。
 今回は、これらの公表データの中から、事業用貨物自動車(以下、事業用トラックと言います。)が第1当事者となった交通事故・死亡事故の発生状況について紹介します。

 

◆令和7年中の交通事故・死亡事故発生状況

 令和7年中の交通事故・死亡事故の発生状況は、以下のとおりです。

【交通事故発生件数】
 ○全体    287,023件(前年比-3,872件 -1.3%)
 ○事業用トラック(軽貨物を含む。以下同じ)
            13,190件前年比  -234件 -1.7%)
【死亡事故発生件数】
 ○全体    2,495件(前年比-103件 -4.0%)
 ○事業用トラック       212件(前年比    -7件 -3.2%)
【高速道路の交通事故発生件数】
 ○全体    5,961件(前年比-220件 -3.6%)
 ○事業用トラック  1,151件(前年比  -15件 -1.3%)
【高速道路の死亡事故発生件数】
 ○全体       131件(前年比 +1件   +0.8%)
 ○事業用トラック          33件(前年比  -9件  -21.4%)

図1 交通事故・死亡事故発生件数の推移(平成28年~令和7年)

図1は、事業用トラックの過去10年間の交通事故・死亡事故の推移を示したものです。
   交通事故は減少傾向を示していますが、死亡事故は、ここ数年横ばいで推移しています。


◆事業用トラックの車種別発生状況

 事業用トラックの交通事故・死亡事故の車種別発生件数は、次のとおりです。

【交通事故発生件数】
 〇大型    3,754件    (28.5%)
 〇中型    2,178件    (16.5%)
 〇準中型    1,860件    (14.1%)
 〇普通       443件      (3.4%)
 〇軽貨物    4,955件    (37.6%)
【死亡事故発生件数】
 〇大型    122件    (57.5%)
 〇中型      41件    (19.3%)
 〇準中型      21件      (9.9%)
 〇普通        4件      (1.9%)
 〇軽貨物      24件    (11.3%)

図2 車種別交通事故発生件数(令和7年)


図3 車種別死亡事故発生件数(令和7年)

 

交通事故件数は軽貨物が最も多くなっていますが(図2)、死亡事故件数については大型が最も多く、全体の6割近くを占めています(図3)。

 

◆事業者の皆さまへ

 交通事故防止を徹底するためには、ドライバーに安全運転を 呼びかけるだけでは不十分です。自社の交通事故発生状況を物損事故も必ず含めて正確に把握し、原因を分析したうえで、実態に即した対策を講じ、その内容を運転者研修会等を通じてドライバー全員に周知させることが大切です。

※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

執筆者情報

記事の作成・編集:MS&ADインターリスク総研株式会社