なぜこんなことが起きたのでしょう?
新年度は「こどもも大人も慣れていない」状態からスタートします。
こどもの不安定、保育士の多忙、環境の未整備、理解の不足が重なり合い、普段なら起こらない事故が起きやすい時期なのです。
①こどもの不安定
新しい環境に慣れておらず、不安や緊張で普段と違う行動が出やすい。急に走り出すなど予測できない動作が増加。
②環境の未整備
椅子や玩具の位置が固定されておらず、つまずきやすい場所が存在。動線がまだ安定していない。
③保育士の多忙
登園対応で手が分散し、見守りの空白が生じやすい。新入園児の対応に集中しがち。
④理解の不足
こどもの特性や行動パターンの理解が十分でない。個別の注意点の共有が不徹底。

ではどうしたらよかったのでしょう?
事故を防ぐためには、登園時間の役割分担、環境の整備、子どもの行動理解、職員間の連携が重要です。
具体的な対策を以下にまとめました。
◇登園時間の安全配置
登園対応を行う職員と、室内のこどもを見る職員の役割を分けることで見守りの空白を防ぐ。
◇動線の整理
椅子や玩具の位置を見直し、走りやすい場所・つまずきやすい場所を事前に確認。
◇子どもの特性共有
「よく走る」「抱っこを求める」など、日々の様子を職員間で共有。
◇不安行動の理解
新入園児は「泣く」「追いかける」「急に走る」などの行動が出やすい時期。

新年度は「こどもも大人も慣れていない」状態からスタートします
普段なら起こらない事故が起きやすい時期です。だからこそ、「まだ慣れていない」という前提で環境と見守りを整えることが大切です。
毎年繰り返される新年度。しかし、その年のこどもたちは毎年違います。
新年度の2週間は特に注意が必要な期間です。
職員間の連携を強化し、環境の整備を徹底して、こどもたちの安全を守りましょう。
執筆:八重樫 貴之 作業療法士
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