A君(4歳)は、給食の準備が始まるのを待っていました。「そろそろ座ろうね」という声かけで、A君はいつものように椅子を後ろに引きました。そのときA君の後ろを、Bちゃん(3歳)が通っていました。
A君の椅子がBちゃんの足に当たり、Bちゃんはバランスを崩して尻もちをついてしまいました。
走っていたわけでも、ふざけていたわけでもありません。毎日の“当たり前の動き”の中で起きた出来事でした。

なぜこのようなことが起きたのでしょう
この場面では、「椅子を引く」「立つ」「周囲を見る」という動作が、同時に重なっていました。
子どもにとって、これらを一度に調整するのは簡単ではありません。
後ろに誰がいるか、どのくらいの距離があるかを事前に予測する力は、まだ発達の途中だからです。
原因はコレ
原因は、A君やBちゃんの不注意ではありません。
✔ 椅子を引く方向と、人が通る動線が重なっていた
✔ 立つ・座る動作が一斉に起きる時間帯だった
✔ 椅子や机の配置に、余裕がなかった
発達段階 × 環境 × タイミングこの組み合わせが、事故を起こしやすくしていました。
どうしたらよかったのでしょう⁉
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― 明日からできる3つの工夫 ― ① 椅子を引く方向と、通る道を重ねない ② 立つ・座る動作が「一斉」にならない流れをつくる ③ 子どもが無理に気をつけなくても済む配置にする |
☆椅子・机まわりの事故は、どの園でも起こり得る「あるある事故」です。だからこそ、個人の注意や頑張りに頼るのではなく、園全体で環境を見直す視点を!☆
執筆:八重樫 貴之 作業療法士
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