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赤ちゃんの抱っこ紐からの転落事故を防ぎましょう

2026/01/08 保育
赤ちゃんの抱っこ紐からの転落事故を防ぎましょう
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★こんな場面ありませんか?

乳幼児は体幹より頭が大きく、転落時に体を守る技術も未発達で頭蓋骨も薄いため、比較的低い場所からの転落でも重症になりやすいことが特徴です。特に2歳未満では、90cm以上の高さからの転落に注意が必要です。

【こんな事故が起こっています】
●子どもを抱っこ紐で対面固定中、券売機前の台にカバンを置き、財布を取り出そうとして前かがみになった際、子どもが右脇から滑り落ちて頭からコンクリートへ転倒した。空港から病院へ搬送し入院となった。(日本小児科学会)

●4か月の赤ちゃんと抱っこ紐で外出中、ベビーカーに乗せようとした際に赤ちゃんが転落した。友人に大丈夫だと言われたが、夕方ベビーシッターの勧めで病院を受診。側頭部に軽い血腫があり、72時間の経過観察となった。 (0歳男の子)

 

0歳児の転落事故は増加しています

乳児が最も危険なのは90cm以上の高さからの落下です。これはおとなが立った状態での抱っこされている高さです。生後3か月未満の乳児の頭部の怪我で入院したケースの約半数(13例)が抱っこ紐やスリングのど乳幼児用品だったという報告もあります。(平石のぞみ他)

転落があった時の対処は?
■外傷がないか確認してください。
■血があれば清潔なタオルなどで押さえて止血、傷がなければ患部を冷やしましょう。
■転落した後はできるだけ安静に過ごし、長時間の移動は避けてください。
■いつもより機嫌が悪い・食欲がない・繰り返し嘔吐するなどはありませんか?
■眠っているのかわからない時は、おこして意識を確認しましょう。

 救急車を要請するケースは?
 <!>転落した後、ぐったりして泣かない      <!>反応がなくて、意識がない

 <!>けいれんしている                 <!>名前を呼んでも反応が鈍く、ぼーっとしている
 <!>意識はあるが手足の左右の動きが違う

 

抱っこ紐を使用する保育園などでは、使用にあたり、スタッフ同士で事前に商品の装着方法を確認するほか、

実際に装着し鏡に写してベルトや緩みがないか確認しあいましょう。

執筆:難波直子(日本こども成育協会シニアフェロー/助産師)

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