東海道五十三次の39番目の宿場町「池鯉鮒宿」。その名の由来となった知立神社は、三河国二宮として古くから信仰を集め、境内には国指定重要文化財の多宝塔をはじめ、数多くの歴史的建造物が今に伝えられています。
このうち幣殿・祭文殿・廻廊・拝殿の建物群は、国の登録有形文化財です。しかし近年、檜皮(ひわだ)葺きの屋根の傷みが進み、廻廊では雨漏りも確認されるなど、建物そのものの保存が危ぶまれる状態となりました。
そこで令和8年5月から約1年をかけて、屋根を檜皮葺きから、より耐久性に優れた銅板葺きへと葺き替える修復工事に着手しています。令和3年に葺き替えを終えた摂社親母神社をモデルケースとし、建物の姿を損なうことなく、将来にわたる維持管理の負担を抑える構造とするものです。
知立市は第7次総合計画において、歴史資産・文化財の適切な保全と活用を掲げています。知立まつり、花菖蒲まつり、秋葉まつり。年に幾度も大勢の人が集うこの場所は、東海道の宿場町として栄えた知立の歩みを、目に見える形で今に伝える貴重な資産です。
近年の建築費の高騰により、事業費の確保は容易ではありません。
東海道が結んだ歴史を次の100年へ手渡すため、企業の皆さまのお力添えをお願いいたします。
