◆オギャーと生まれた赤ちゃんは、4ヶ月ごろから首が座って寝返りができるようになり、8、9ヶ月ごろから“はいはい”ができるようになってきます。「“はいはい”は長いほうがよい」という話を聞くことがありますが、しっかりとした研究データがあるわけではありません。しかし、“はいはい”には子どもの運動発達を促すさまざまな要素があるのです。

◆~“はいはい”の利点~

①姿勢保持の練習になる
 “はいはい”は、両手をしっかり開いて床面について手のひらで自分の姿勢をしっかり支えるので腕や肩の筋肉を発達させます。また、“はいはい”の姿勢を保つために、腹筋もよく使われます。
②手足を動かす運動になる
 姿勢を保つだけでなく、“はいはい”で手足を交互に動かすことで前に進みます、この手足の動きで脚の筋肉を発達させて、骨盤の動きも良くします。
*科学的なデータがあるわけではありませんが、“はいはい”をたくさんすることは、悪いことではありません。姿勢保持、運動面からも積極的に“はいはい”ができる機会を作っていきましょう!

姿勢保持や手足の運動で“基本動作”や“身体”を作る

9ヶ月で“立っち”や“あんよ”をする運動発達が早い赤ちゃんは、“はいはい”の時期が短いことが考えられます。また“はいはい”ではなく、床にお腹をつけてズリズリと“ずり這い”で前に進む赤ちゃんもいます。このようは場合「“はいはい”しなくて…」とネガティブになることなく、「“はいはい”が少ないのなら、今からでもOK!」とポジティブに捉えましょう!

◆~“はいはい”が少なかった場合~

①小さな時期は、手で身体を支える体験を!
 お子さんが1〜2歳のまだ小さな時期は「座布団やクッションを乗り越える「階段をはいはいで登る」などを行い、手で身体を支える経験をさせてあげましょう。
姿勢が崩れて転んでしまうかもしれませんので、しっかり見守りなどのフォローが必要です。

②大きくなったら、積極的に身体を動かそう!
 お子さんが大きくなってきたら、日々の保育の中で行われるリトミックに「“はいはい”になる犬」「“高ばい”になるクマ」などを組み込んでみましょう。
 また、小学校になったら、
「手押し車」「雑巾掛け」を行い、“はいはい”のような姿勢で手足を動かす運動を積極的に取り入れていきましょう!

年齢・成長に応じた運動を積極的に取り入れる

執筆:八重樫 貴之 (作業療法士)

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